OS界のニューウェーブ、安いだけじゃなかった……。
最近よく聞く、Chrome OSを搭載したPC「Chromebook(クロームブック)」。教育現場で採用されていることも多く、2021年には国内販売の20%を占めるのではとの声もあるくらい、今勢いのあるPCです。
今までのWindows OS やMac OSを搭載したPCと一線を画す、その魅力に迫ります。
Chromebookとは、一言で言うとPCブラウザが動くAndroidマシーン。Androidのような使い方ができる部分もありますが、一方でWebブラウザは完全にPC仕様であるところが大きな特徴です。Chrome OSはブラウザを一番に考えたOSであるため、メールのやり取りやOffice系ファイルもブラウザ上で完結することが多い最近のニーズとも相性がいいんです。
また、ChromeOSでAndroidアプリを使うこともできます。アプリの互換性は完璧ではない部分もあるものの、Androidタブレットの代用としても遜色ないでしょう。
Chromebookのいいところ1:安い!
ハード面においても安いもので充分。低価格のChromebookでも、同じCPUを搭載したWindows PCで我慢していた部分も難なく使いこなせます。
エントリーモデルでは~3万円、ミドルクラスなら~5万円、ハイエンドでも~10万円で購入できますよ。
Chromebookのいいところ2:クラウドがメインである
たとえ本体のストレージが少なくても、クラウドにデータが保存されていくので意外と問題ないうえに、PCを紛失した際も簡単に引継ぎができます。
このクラウドベースの管理こそが、今教育機関で引っ張りだこになっている所以。Chromebookでは、管理側(学校側)が配布した各PCへのアプリのインストールを指示できるのです。
ただし、利用には数点注意しなければならない点が…。
注意点1:ネットワークが命綱
Chromebookは、ネットワーク環境を前提としていますが、オフラインで動かせる部分はかなり限られてきます。
注意点2:スマホ向けアプリしか使えない
クリエイター向けアプリが使えなかったり、マルチタスクに不向きなインターフェースだったりと、ところどころ使いづらさが目立ちます。
注意点3:ハードの拡張性が弱い
これはマウスやマイクの機能をフル活用したいという人には物足りない部分ですね。
というわけで、このChromebook、おすすめなのはこんなひと。
1. Windows/Macに使い慣れていない人
2. Webサービスしか使わない人
3. Windows/Macユーザーでもサブ機を求めてる人(タブレットとしても!)。
2021年はこの新世代OSがPC業界を席巻していきそう……そんな声が上がるのも納得な使い心地でした。
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