米電気自動車(EV)大手テスラは、約13万5千台のリコール(無料の回収・修理)を実施すると当局に届け出た。同社のリコールとして過去最大規模。指で触れて操作する画面の不具合で、後方確認用カメラの映像が表示されなくなるなど、安全上の懸念がある。米CNNなどが2日報じた。
対象は2012~18年製のセダン「モデルS」と、16~18年製のスポーツタイプ多目的車(SUV)「モデルX」。米道路交通安全局(NHTSA)が21年1月に15万8千台のリコールを要請していた。テスラはリコールについて、あくまで自主的な取り組みと主張しているという。
リコールは3月30日から始める予定。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は、リコールに伴う費用が2億ドル(約210億円)から2億5千万ドルに上るとのアナリストの見方を伝えた。(共同)
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