米金利上昇でも、景気・企業業績回復期待の高まりで日米株反発
3月第2週(8~12日)の日経平均株価は1週間で853円上昇し、2万9,717円となりました。米長期金利上昇への警戒感から先々週まで2週連続で下がっていましたが、3週ぶりに反発しました。
米長期金利の上昇は続いていますが、世界景気の回復期待が強まったことを受け、世界的に株を買い戻す動きが広がっている流れに乗りました。
米長期金利(10年国債利回り)推移:2020年1月2日~2021年3月12日>
出所:楽天証券経済研究所が作成
日経平均・ナスダック総合指数・NYダウ・上海総合指数の動き比較:2019年末~2021年3月12日
出所:2019年末の値を100として指数化、楽天証券経済研究所が作成
米国で1.9兆ドル(約2兆円)の超大型財政出動が成立し、米景気拡大の期待が強まったことを受けて、世界的に景気敏感バリュー(割安)株を買う流れが強まりました。また、金利上昇を嫌気して下がっていたグロース(成長)株にも押し目買いが入り、反発しました。
GAFAM(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト)など株価バリュエーションの高いグロース株の比率が高いナスダック総合指数は、米金利上昇を受けた下落が大きかったものの、先週は反発。相対的にバリュー株の多いNYダウは、先週も最高値更新が続きました。
日本株でも先週はバリュー株の上昇が続く中、グロース株も反発しました。
TOPIXバリュー指数とTOPIXグロース指数の動き:2020年12月30日~2021年3月12日
出所:日経QUICK
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