[東京 9日 ロイター] - エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は9日午前に記者会見し、米医薬品大手バイオジェンと共同開発し、米食品医薬品局(FDA)に承認されたアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」(一般名:アデュカヌマブ)の収益見通しについて、将来的には「(大型新薬を意味する)ブロックバスタードラッグのような貢献ができる可能性を有している」と述べた。
内藤氏は、新薬の対象となる患者数は米国で100─200万人、日本でも100万人程度になるとしながら、今後の検査などで投与可能な患者数を見定める必要があるとして、「ファーストフェーズで大きな売り上げや収益がもたらされるものではない」との見通しを示した。
ただ、その後「検査体制が充実してくれば、より多くの人に接種可能となるので、その時には(収益に)大きな貢献ができる」という。
両社の発表によると、新薬による年間治療費は5万6000ドル。治療薬を処方された患者は、脳内のアミロイドベータを確認するために脳脊髄液(CSF)検査またはPETスキャンを受ける必要がある。
<株価は連日のストップ高買い気配>
東京株式市場では同社株に買いが殺到。朝方から買い気配を切り上げ、2日連続でストップ高となったまま、取引が成立していない。
市場では、収益への影響は未知数ながら「米国での早期承認は驚き」(アナリスト)との声が出ていた。
からの記事と詳細 ( エーザイCEO、アルツハイマー新薬「大型化の可能性」 株に買い殺到 - ロイター (Reuters Japan) )
https://ift.tt/3zd48CF
ビジネス
No comments:
Post a Comment