秋田テレビ
秋田県産の米粉を使い、かつ、動物性由来の原材料を一切使用していない冷凍ギョーザがヨーロッパに輸出されることになり、29日、秋田県大潟村の工場でコンテナに積み込まれ出発した。 東京に本社がある「餃子計画」では、10年前から大潟村に工場を構え、秋田県産の米粉を使ったギョーザを製造してきた。2019年からは、具材に肉などの動物性由来の材料を一切使用せず、代わりに大豆ミートなどを使ういわゆる「ビーガン向け」のギョーザを作り、北米やヨーロッパに輸出している。 工場に到着した20フィートコンテナに、10パック入りの箱合わせて1180個が積み込まれた。 欧米では近年、動物性の原材料が含まれていない「ビーガン向け食品」や、小麦粉を使わない「グルテンフリー食品」の需要が高まっている。 「餃子計画」では、今回から欧米で知名度の高い韓国の大手食品メーカーのブランド名で冷凍ギョーザを輸出し、さらなる販路拡大につなげたい考えだ。 餃子計画の平田真次 商品開発部長は「海外に輸出するには肉が使えないので肉無しで出荷したところ、グルテンフリーで、しかもビーガン向けの何て素晴らしい商品なんだと、思ってもいないような反響があった」と話した。 出荷された冷凍ギョーザは秋田港から船便で運ばれ、2022年1月にはドイツ・ハンブルク港に到着する予定で、2月以降、ドイツやフランス、イギリスなどのスーパーや飲食店で提供されることになっている。
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November 29, 2021 at 03:13AM
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