中国経済は2021年10-12月(第4四半期)に減速した。個人消費の伸び悩みが目立ち、中国人民銀行(中央銀行)は国内総生産(GDP)発表前に、約2年ぶりとなる中期貸出制度(MLF)金利の引き下げに踏み切った。
17日発表された10-12月のGDPは前年同期比4%増。ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は3.3%増加だった。7-9月は4.9%増えていた。21年のGDPは8.1%増と、政府目標の「 6%超」を大きく上回った。
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中国経済にとって昨年後半は電力不足や不動産・住宅危機による不履行、コロナ感染再拡大などショックが相次いだ。景気減速を受け、中国当局は投資拡大などに向けて支出の前倒しを進めている。また、人民銀は17日、20年4月以来となるMLF金利の引き下げを発表した。
今年の先行きについても不透明感が根強い。世界の需要は鈍化が見込まれているほか、オミクロン変異株も国内外で広がり、中国恒大集団に端を発した住宅市場の危機も終わりが見えない。
中国は今年秋に開かれる共産党大会を控え、経済「安定」を優先する方針を示している。党大会では習近平総書記(国家主席)の3期目続投が確認される見通しで、政府による刺激策強化が示唆されている。
前期比ベースでは、昨年10-12月のGDPは1.6%増と、7-9月の修正後0.7%増を上回る伸びとなった。
原題: China’s Economic Growth Slows, Prompting Interest Rate Cut (1)(抜粋)
(中国経済の先行きなど追加し更新します)
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