節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「食費節約レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。食品の値上げが止まりません。中でも、生活必需品の値上がりは家計へのダメージがダイレクトですね。値上がりする前に買いだめしがちな人に「ストックルールの基本」をお伝えします。
ストックルールの基本とは?
値上げが相次いでおり、対象となる商品も多岐に渡っています。これまでの値上げは、ビールやたばこ、お菓子といった直ちに家計に影響が出ないものが多く、深刻ではあったものの、やりくりでなんとかできる範囲のものでした。しかし、これから続く値上げは生活必需品も多く、その負担は大きくなっていくことでしょう。
そして値上げの発表があると、慌てて買い物をしてストックを増やし過ぎてしまいがち。しかし、値上がるからと言って買い過ぎたら無駄になってしまうかも知れません。ストックルールを決めて適正在庫を考えていきましょう。
今回は、ストックルールの「きほん」を紹介します。
覚えておきたい4つのルール
1.定番品なら◎
たとえ値上がりするものであっても、いつも使っているものでなければ、買い溜めをする必要はありません。
2.し好品ではないものなら◎
お菓子やお酒、ジュースなどのし好品類の値上げも発表されていますが、買いすぎると消費も増えてしまいがち。必要な分を必要なだけ買うようにした方が節約につながります。値上げを機にし好品の出費について考えてみるとよいでしょう。
3.腐らない、傷まない、酸化しない、虫がつかないものなら◎
そもそも肉や魚、野菜など消費期限が短いものを買い溜めする必要はありません。その理由は、傷んでしまえば廃棄量が増えて結局はムダになってしまうからです。
また、小麦は値上がり幅が大きいものですが、パンや製菓など小麦粉を多く使う調理等をしない限りは、それほど家庭での消費量は多くはありません。保存方法によっては、酸化や虫が湧くことも。1袋購入して、なくなりそうになったら買う程度で十分と言えるでしょう。
また、調味料は砂糖や塩には賞味期限がありませんが、買い溜めする必要性はありません。その他の調味料も半年から1年くらいが賞味期限ですので、家族の人数にもよりますが、プラス1~2のストックで十分と言えるでしょう。
4.賞味期限が長く、災害時に備えられるものなら◎
ストックできるものは、食品で言えば、賞味期限が半年~1年以上あるものです。1年以上あるものは缶詰や乾物といった比較的保存性が高いものです。そしてまた、災害時の非常食としても利用できるものが望ましいと言えるでしょう。
即席めんの賞味期限は製造から約半年。油で揚げてある麺の場合、徐々に酸化して食味が悪くなってきます。即席めんは常食する必要はありませんが、非常食にもなるため、ローリングストックで家族の人数×3日分程度あると安心です。
食品の値上がりは家計に直結するものですが、慌てずローリングストックを意識して、PB商品やセール、クーポンなどを活用してやりくりしていきましょう。
画像提供:Adobe Stock
丸山晴美さん
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。
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