ロシアの軍事侵攻を背景に小麦粉の価格高騰が進む中、米粉の活用を進めようと、県は３１日に飲食店などを対象に初めての研修会を開きました。
この研修会は、小麦粉の価格高騰が進む中、県内で生産される米粉の利用を進めようと県が開いたもので、富山市の県民会館で行われた研修会には県内の食品製造業者や飲食店からおよそ８０人が参加しました。
研修会ではまず、農林水産省の担当者が「米粉はいま追い風で、消費者ニーズにあった商品作りが必要だ」と述べました。
その上で、米粉を使った新商品の開発などに国が補助金を出していることや、米粉は安いものだと小麦粉並みの価格である一方、加工が難しいためパンや麺にすると小麦粉製品よりもかなり価格が高いといった課題などを説明しました。
次に、米粉料理に詳しい講師が、米粉を使った食品はさまざまな食感が楽しめることや、県産の米粉を使うことで地産地消が実現し環境にも優しくブランディングにもつながることを説明しました。
県によりますと、令和３年度に県内で生産された米粉は推定約９８０トンですが、県内ではあまり活用が進んでいないのが現状だということです。
県市場戦略推進課の齊藤祐三子消費・販路拡大係長は「まずは飲食店や製造業者の方々に米粉の使い方を知ってもらえるよう支援をしていきたい。また、米粉商品に関する情報を発信し、消費者に知ってもらいたい」と話していました。
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August 31, 2022 at 03:21AM
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小麦粉の価格高騰受け米粉の活用推進へ 県が飲食店向け研修会｜NHK 富山県のニュース - nhk.or.jp
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