祖母と一緒にチャンプラードをすする著者。
Melissa Wells/Business Insider
- 寒くなってくると、筆者のメキシコ人の祖母はお手製のチャンプラードを振る舞ってくれる。
- そのレシピはわたしが知る限りずっと、わたしたち家族にとっての宝物だ。
- 作るのに少し時間はかかるかもしれないけれど、普通のホットチョコレートより圧倒的に美味しい。
セーターや毛布が恋しくなる季節… 何か温かいものが欲しくなると、うちの家族は大好きなメキシコの甘いドリンクを飲む。チャンプラードだ。
子どもの頃、祖母が作ってくれるチャンプラードは寒い季節に元気をくれる美味しい飲み物だった。サンクスギビング(感謝祭)やクリスマス、あるいは肌寒いある秋の日、玄関のドアを開けるとすぐに家の中を漂うシナモンやクローブ、ピロンシージョの香りでチャンプラードを作っていると分かった。
その後、筆者は祖母のチャンプラードのレシピのコツを学んだ。この温かい飲み物は、今ではメキシコ文化や祖母との大切な思い出と結びついている。
今回は家族だけが知る秘訣の一部は守らせてもらいつつ、祖母のチャンプラードのレシピをシェアしたい。一度試せば、普通のホットチョコレートには戻れなくなるはずだ。
材料は多いけれど、怖がらないで
Melissa Wells/Business Insider
- 牛乳(脂肪分2%)または水 6~8カップ
- ピロンシージョ 1本(8オンス、約230グラム)
- シナモンスティック 2本 ※シナモンパウダー(小さじ2)でもOK
- 砕いたクローブ 大さじ1
- アブエリータ・メキシカン・ホットチョコレート 2個
- 小麦粉またはコーンマサ 3/4カップ
- メキシカン・バニラ・ブレンドまたはバニラエキス 適量
まずは牛乳または水を入れた鍋をコンロに —— 濃いめが好きな祖母は牛乳を使っている
Melissa Wells/Business Insider
牛乳または水の量(6~8カップ)は好みに応じて調整しよう。これを中くらいのサイズの鍋に入れる。
そこへピロンシージョを入れる —— キャラメルのような美味しい風味が加わるので、手に入れる価値はある
Melissa Wells/Business Insider
このレシピでは、8オンス(約230グラム)のピロンシージョを1本まるごと使う。ピロンシージョは甘味料またはスパイスとして使われることの多い食材だ。チャンプラードの他にもさまざまな料理で使われる。
"メキシコのブラウンシュガー"と呼ばれることもあるピロンシージョは、サトウキビの絞り汁を煮詰め、円錐台形の木型に流し固めてブロック状にした含みつ糖だ。
ピロンシージョはどこにでも売っているものではないが、専門店や世界各地の食材を取り扱っているような大規模チェーン店またはオンライン等で購入できる。
そこにシナモンスティックを入れる
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我が家ではシナモンスティックを使っているけれど、手に入らなければシナモンパウダーでもいい。
祖母はクローブの量を目分量で決めているけれど、大さじ1程度がお薦めだ
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わたしの経験では、砕いたクローブの方が上手くいく。鍋にそのまま入れていい。
それから鍋が沸騰するまで中火で温める。
沸騰したら、チョコレートタブレットを入れる —— ネスレの「アブエリータ」というブランドのものを使うのがカギだ
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このレシピではネスレのアブエリータ・メキシカン・ホットチョコレートのタブレットを2つ使う。このタブレットとピロンシージョが溶けるまで、よく混ぜよう。
アブエリータ・メキシカン・ホットチョコレートは、濃いめのチョコレートにシナモンとバニラが効いている。
次に小麦粉またはコーンマサを入れて、とろみをつける —— 先に炒めておくことで風味が良くなる
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小麦粉をフライパンに入れたら、ややきつね色になるまで全体をかき混ぜながら強火で炒める(最大で15分ほど)。
ただ、筆者のお薦めは手に入るなら小麦粉よりもコーンマサだ。コーンマサの方が甘みやナッツのような風味があるからだ。
チャンプラードを混ぜながら、小麦粉(またはコーンマサ)も強火で炒めなければならないので、ここで2人がかりに…
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わたしがチャンプラードをかき混ぜ、祖母が隣で小麦粉を炒めた。
マグカップに水(1カップ)を入れ、そこに炒めた小麦粉(一度に1/4)を移し、なめらかになるまでスプーンでかき混ぜる
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小麦粉を一気に直接チャンプラードに投入してはダメだ。
まずは小麦粉を「冷たい」水に溶かすことだ。お湯(ぬるくてもダメ)を使うとダマになる。
小麦粉を溶かしたら、ゆっくりとスプーンですくってチャンプラードに入れていく。小麦粉がなくなるまでそれを繰り返す。
チャンプラードをかき混ぜながら、水に溶かした小麦粉をゆっくり入れていく
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こうすることで、クリーミーでダマのないなめらかな仕上がりになる。
最後に、香りづけのためにメキシカン・バニラを振る
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メキシカン・バニラがなければ、バニラエキスを使ってもいい。
濃すぎたり、甘すぎると感じたらお湯を加えて調整しよう
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ぐつぐつと煮立つまで、断続的にかき混ぜよう。
熱いうちに召し上がれ! 余りは冷蔵庫で保存し、電子レンジまたは鍋に移してコンロで温めなおせばOK
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肌寒い日にチャンプラードを一緒に作って、お気に入りのマグカップに入れてすするのは、言葉では言い表せないほど最高の気分で、まるで温かいハグのようだ。
特別な料理のように、チャンプラードはわたしにいろいろなこと —— 寒い日はチャンプラードが楽しみで走って家に帰ったこと、いとこたちと祖母のもとに集まって、祖母の子どもの頃の話を聞きながらチャンプラードを飲んだこと —— を思い出させてくれる。そして、小麦粉を1人で炒めようとして、コンロの火をつけ忘れた思い出は今でもわたしの母や祖母、わたしを笑わせる。
チャンプラードはただのスパイスの効いたチョコレートドリンクではない。
わたしにとっては、大好きな季節に家族をひとつにしてくれるものだ。そして、一度飲めば、誰もが寒い日には毎日欠かさず飲みたくなるような飲み物だ。
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November 25, 2023 at 10:00PM
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心もからだも温まる! 祖母に教わったメキシコの伝統的な飲み物 ... - Business Insider Japan
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