なんでも良いので、自分の中で何かひとつのテーマを持っていると、がぜんスーパーマーケット巡りが楽しくなる。
私の場合は「そば」と「納豆」と「パックのネギ」なのだが、まずその3つをチェックするだけで、そのスーパーという名の「国（くに）」の情勢ならびに物価などが把握できるのだ。
てな感じでヤオコーに行ってみると、見慣れない干し蕎麦を発見。赤城食品。これは見たことのないメーカーだぞぉ……（興奮）。遠くまで遠征した甲斐があった！
ネットで調べてみると、赤城食品は「総合的な麺屋さん」といった感じの企業だった。
うどん、パスタ、そうめん、ひやむぎ、きしめん、ひもかわ、そして蕎麦。どうも小麦粉に強いっぽい。
たしかにパケ裏の説明欄にも「『赤城庵 そば』は選び抜かれた風味豊かな小麦粉とそば粉を使用し〜」と、蕎麦よりも小麦粉推しであることがわかる。
つまりは小麦粉のスペシャリスト。
小麦粉の魔術師が作るお蕎麦の味や、いかに！
デカい鍋にたっぷりの湯を沸かし……
約4分ゆでて……
はい完成。
して、そのお味は──
干しそばって、茹で上がった時に「ふくれるそば」と「しぼむそば」があるように思える。思った以上に少ない、とか、思った以上に多くなった、とか。
この蕎麦は後者。思った以上にボリューミーになった。
そして気になる味のほうは……
コシがある……というよりカタめ。一口食べ終えた後のザラザラ感で「ああ、蕎麦だな」となるが、やはり小麦のスペシャリストらしく、小麦粉感が強いかな〜という印象。
「家そば」か「外そば」かで言えば、家そばかなとは思う。しかしながら一食あたり56円。かなりコスパ重視の蕎麦なので、家で、家族でモリモリ食べたい時には重宝する蕎麦だろう。
冷か温なら温が良いかと。芯はしっかりしている蕎麦なので、あんかけ系の「かきたま蕎麦」とか合いそうな予感。とろろの入った「山かけ蕎麦」にもマッチしそうな見立てであります。
参考リンク：赤城食品株式会社
執筆：干し蕎麦評論家・GO羽鳥
Photo：RocketNews24
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January 13, 2024 at 10:00PM
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小麦粉のスペシャリストが作る蕎麦の味は…【家そば放浪記】第198束：ヤオコーで買った、赤城食品『赤城庵 そば』税込170円（1人前56円） - ロケットニュース24
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