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Wednesday, June 19, 2024

岡山県産米粉のうどん粉開発 シーワン 麺用の調製粉を本格展開:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞デジタル

 米粉製造販売のシーワン(岡山市南区福成)は、岡山県産米粉を使った麺用プレミックス(調製粉)の本格展開に乗り出す。第1弾としてうどん粉を開発。植物由来の添加物を配合しており、小麦粉で打つ通常のうどんと遜色ないこしや太さが実現できるという。小麦粉を使わないグルテンフリー食品への関心の高まりを受け、ラインアップを広げていく。

 本来、うどんは小麦粉を主原料とし、小麦特有のタンパク質・グルテンがつなぎの役割を果たして独特のこしを生む。米粉の麺はグルテンを含まないため切れやすく、ゆで溶けるといった難点があった。同社はグルテンの代わりにキャッサバのでんぷん(タピオカ)など粘弾性がある植物由来の添加物を採用。独自の割合で配合することでデメリットを克服した。

 販路開拓に向け、自社に製麺機を導入しサンプルの冷凍うどんを試作。2022年から飲食店向けの展示会などに持ち込み、アピールしたところ「通常のうどんに引けを取らない」「グルテン摂取を控えたい外国人観光客らのニーズに応えられる」と引き合いが強く、広島県の飲食店などと商談が進んでいる。

 通常の製麺機でも打てるが、うどんの本場である香川県の老舗製麺機メーカーとタイアップし、米粉うどん用推奨機の開発も計画。粉だけでなく、製麺機や製麺ノウハウとともに、全国の外食店や製麺業者に売り込んでいく。価格は10キロ1万円程度の予定で、同社によると、1食当たりの原価は100円以下に抑えられる。

 サンプルとして試作した冷凍うどんは自社で商品化した。1袋150グラム入りで税別300円。今月から直営の米粉パン専門店「大元工房」(岡山市北区野田)で販売を始めた。顧客からは「小麦アレルギーの子どもでも安心して食べられる」との声が寄せられているという。

 農林水産省の22年度の「食生活・ライフスタイル調査」によると、夏場の主食は米39%、パン21%、麺類15%。麺類も食卓に欠かせない存在となっている。

 同社は既に第2弾となるパスタ用プレミックスの開発に着手。今後は中華麺用も予定している。米粉事業部の田中満部長は「アレルギー対応だけでなく、健康や美容面からもグルテンフリーが注目される中、“脱・小麦”の市場はさらに拡大するだろう。当社がプラットフォームの役割を果たし、米粉の活用を広げたい」と話す。

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June 19, 2024 at 12:53AM
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