[東京 2日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸が想定されている。オーバーナイトの米国株式市場で主要3指数が反発。外為市場でも円安が進行しており、主力株には追い風になりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万8200円─2万8400円。
1日の米国株式市場は、前週の大幅安から反発して取引を終えた。IT(情報技術)株が上げを主導したほか、個人投資家の熱狂的な買いが銀にシフトし、鉱業株も上昇。追加経済対策を巡る協議の行方にも注目が集まっている。
現在のドル/円は104.90円台半ばで、前日午後3時時点の104.60円台半ばから円安に振れている。一時は105.03円まで上昇し、昨年11月16日以来の高値を付ける場面もみられた。シカゴの日経平均先物3月限(円建て)清算値は2万8295円と、前日の現物終値を上回っている。為替の円安と米株高は日本株にとって追い風となりそうだ。
東洋証券のストラテジスト、大塚竜太氏は「先週警戒されていた個人投資家と空売りファンドの対立も落ち着きをみせており、市場に安心感が広がっている。ナスダック総合とフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の大幅上昇を受け、東京株式市場でもハイテク株を中心に買いが入りそうだ」との見方を示した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い2月7日を期限に発令している緊急事態宣言について、政府は期間の延長をきょう決定する見通し。市場では「緊急事態宣言の延長は織り込み済み。個別では影響がある程度出そうだが、指数全体では限定的となるだろう」(国内証券)との声が出ていた。
主なスケジュールでは、国内でパナソニック、三菱自動車工業、三菱電機、三井住友フィナンシャルグループ、米国でアルファベット、アマゾン・ドット・コムなどの企業決算の発表が予定されている。そのほか、米国では1月の米自動車販売台数などの発表を控えている。
前営業日終値 昨年来高値 昨年来安値
日経平均 28091.05 28979.53 16358.19
+427.66 2021年1月14日 2020年3月19日
シカゴ日経平均先物3月限 28295(円建て)
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