Pages

Tuesday, March 2, 2021

日本株反発、商社や自動車など景気敏感高い-緊急事態の長期懸念重し - ブルームバーグ

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。

3日の東京株式相場は反発。米国の長期金利が安定する中、米追加経済対策期待や銅など市況高を好感し、自動車や商社、非鉄金属、海運など海外景気敏感業種が高い。半面、米テクノロジー株安や東京都の緊急事態宣言の長期化懸念は上値の心理的な重しとなっている。

  • TOPIXの午前終値は前日比2.79ポイント(0.2%)高の1897.64
  • 日経平均株価は51円54銭(0.2%)高の2万9459円71銭

〈きょうのポイント〉

  • 2日の米10年債利回りは1.39%と 安定、米ナスダック総合指数1.7%安
  • 米上院、早ければ3日に経済対策について審議へ-シューマー院内総務
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のコロナワクチン、メルクが 生産支援
  • 東京の緊急事態宣言延長を政府に要請へ、2週間程度を軸- 報道

  三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、「1週間程度は米長期金利の落ち着きどころや水準感を確認する感じになる」とし、きょうは「バリュー系や商社関係あたりが買われている」と述べた。

  きょうの東証1部は値上がり、値下がり銘柄数がほぼ同数となり、株価指数は前日終値をはさんで方向感に乏しい展開。そうした中、指数は午前半ば以降にやや持ち直した。いちよしアセットマネジメントの秋野充成執行役員は、3月決算期末の接近で投資家は動きづらいとしながらも、「ワクチン接種や米追加経済対策による経済正常化期待は根強いことから個別銘柄を拾う動きは出てくる」と語る。

  一方、東京都は緊急事態宣言を延長するよう政府に要請する方向で調整している、と日本経済新聞オンライン版が2日夜に報じた。報道によれば、3日に首都圏1都3県で協議する。三井住友DSの市川氏は宣言の長期化について、「ワクチンの接種も広がりそうで、今のところそんなに懸念は強まっていない」とみていた。

  • 東証33業種では鉄鋼や非鉄金属、海運、輸送用機器、卸売が上昇
  • その他金融やサービスは下落

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( 日本株反発、商社や自動車など景気敏感高い-緊急事態の長期懸念重し - ブルームバーグ )
https://ift.tt/3dYdPwC
ビジネス

No comments:

Post a Comment