東京都内では、6日新たに293人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、6日までの7日間平均は前の週の99%余りとなり、下げ止まりの傾向が続いています。
都の担当者は「感染者が減らない状況なので引き続き不要不急の外出自粛やテレワークの推進をお願いしたい」と呼びかけています。
また、都は感染が確認された8人が死亡したことを明らかにしました。
東京都は6日都内で新たに10歳未満から90代までの男女あわせて293人が感染していることを確認したと発表しました。
6日までの7日間平均は267.3人で前の週の99.3%となりました。
5日は100%を超えていて、下げ止まりの傾向が続いています。
都の担当者は「7日間平均は20代と、60代から90代で前の週と同じか増えている。30代から50代は前の週の8割から9割だが、目安とする7割以下には届いていない」とした上で、「感染者が減らない状況なので緊急事態宣言が延長された2週間、不要不急の外出自粛やテレワークの推進などの感染対策を引き続きお願いしたい」と呼びかけています。
6日の293人の年代別は、10歳未満が10人、10代が12人、20代が68人、30代が43人、40代が44人、50代が29人、60代が28人、70代が29人、80代が22人、90代が8人です。
感染経路がわかっている濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く70人、次いで「施設内」が50人、「会食」が10人、「職場内」が9人などとなっています。
このうち「施設内」では、7つの医療機関で患者と職員あわせて34人、5つの高齢者施設で利用者と職員あわせて15人の感染が確認されました。
293人のうち、およそ48%にあたる140人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
このほか、アメリカに渡航歴のある人が1人いました。
これで都内で感染が確認されたのはあわせて11万3218人になりました。
一方、6日時点で入院している人は、5日より56人減って1393人でした。
「現在確保している病床に占める割合」は27.9%です。
このうち都の基準で集計した6日時点の重症の患者は5日より2人増えて51人で、重症患者用の病床の15.5%を使用しています。
また、都は、感染が確認された60代と80代の男女8人が死亡したことを明らかにしました。
8人のうち、3人は医療機関で2人が有料老人ホームで1人は家庭内でそれぞれ感染したということです。
これで都内で死亡した人はあわせて1462人になりました。
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