14日の日経平均は275.69円高の27723.70円と4日ぶり反発して取引を開始した。前日13日の米国株式市場は反発。ダウ平均は433.79ドル高の34021.45ドル、ナスダックは93.31ポイント高の13124.99で取引を終了した。週次新規失業保険申請件数の予想以上の減少を好感し、雇用や景気の回復期待を受けた買いが再燃し、寄り付き後、上昇した。4月消費者物価指数(CPI)に続き生産者物価指数(PPI)も物価上昇圧力を示す結果となったもののインフレへの脅威がいくらか緩和し、長期金利も低下したたこともハイテク株中心に相場の下支えとなった。米疾病対策センター(CDC)がワクチン接種完了後のマスク着用の必要はないとの決定を発表すると、経済活動の再開ペースの加速を期待し、上昇幅を一段と拡大した。 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米国株の上昇が東京市場の株価支援要因となったことに加え、昨日までの3日続落で日経平均が2000円を超す下げとなった後ということもあり、自律反発狙いの買いも入りやすかった。一方、国内で新型コロナ感染拡大が止まらず、経済への悪影響が引き続き懸念され、株価の重しとなったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数オプション5月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で27748.22円だった。なお、取引開始前に発表された4月のマネーストックはM3の月中平均残高が前年同月比7.8%増、M2は同9.2%増だった。 セクター別では、金属製品、空運業、機械、鉱業、海運業などが値上がり率上位、パルプ・紙が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、KDDI<9433>、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>、信越化<4063>、富士フイルム<4901>、日本電産<6594>、日東電<6988>などが上昇。他方、セコム<9735>、アステラス薬<4503>、ネクソン<3659>などが下落している。《FA》
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