9月末の閉館が決まった神奈川県の水族館「京急油壺マリンパーク」(三浦市)。県内外から家族連れなど大勢の人々が訪れた施設だけに、閉館を惜しむ声が相次いだ。
1968年に開館した同館では、ペンギンや大型のサメなど400種類の海の生き物のほか、貴重な標本も展示され、連日、イルカやアシカのパフォーマンスが繰り広げられた。ご結婚前の秋篠宮ご夫妻がデートで訪れたスポットとしても有名となった。
一方、相模湾で捕獲された希少種のサメ「メガマウスシャーク」、東京湾で見つかった「ダイオウイカ」の学術解剖が行われるなど、海洋生物の研究機関としての一面も持っていた。
だが、70年度には88万人を数えた入館者もその後は減少が続き、2019年度には26万人にまで落ち込んでいた。閉館後は、隣接する「ホテル京急油壺 観潮荘」の敷地とともに、京急電鉄と大手デベロッパーが共同で25年度をめどに、新たな滞在型リゾート施設をオープンする予定とされる。現在、飼育している生き物は別の水族館などに売却や譲渡をされる見込みだ。
三浦市の吉田英男市長は「歴史ある施設の閉館は残念。長年、市内にある東京大学臨海実験所と協力して研究しており、新施設にも海洋研究施設の性格を持たせてほしい」と話した。
ダイナミックなイルカのショーが楽しみだったという横須賀市小川町、パート店員の女性(47)は「私自身が小学校の遠足で行っただけでなく、中学1年になる長女を2歳くらいの頃に最初に連れて行った水族館だけに、閉館は寂しい」と肩を落とした。
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