超音速の夢は死にません!
35機のオプションも
アメリカで超音速旅客機を開発中のブーム・テクノロジー(Boom Technology)は現地時間2021年6月3日(木)、同社の超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」を、ユナイテッド航空が15機購入したと発表しました。この機を購入したアメリカの航空会社は初めてとのことです。
「オーバーチュア」は2016(平成28)年にプランが公開された、66席から88席を配する旅客機で、その全長は約62m(205フィート)。その速度は現在のジェット旅客機の2倍というマッハ1.7で、高度6万フィート(約1万8300m)を巡航し、約7870km(4250ノーティカルマイル)の航続距離を持ちます。
この機が実用化されれば、現在約8時間半かかる東京~シアトル間を4時間半に、10時間15分かかる東京~サンフランシスコ間を6時間で飛行できるとしています。
ユナイテッド航空は今回発注した15機のほか、さらに35機購入できるオプションを保有しています。なお、就航開始は2029年を予定しているとのことです。
ちなみに、ブーム・テクノロジーはJAL(日本航空)も出資。優先発注権を有しています。
【了】
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