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Thursday, August 12, 2021

NY商品、原油が反落 IEAが需要見通しを下方修正 金も反落 - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が3日ぶりに反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.16ドル(0.2%)安の1バレル69.09ドルで終えた。国際エネルギー機関(IEA)が年後半の原油需要見通しを下方修正し、需給改善の遅れを織り込む売りが出た。

IEAは12日発表の月次リポートで「アジアを中心に主要輸入国で新型コロナウイルス対策の新たな行動規制が実施されたため、年後半の需要拡大予想を大きく下方修正した」と説明した。2021年の世界需要の増加幅は前年比で日量530万バレルを見込み、前月から10万バレル引き下げた。

相場は小幅高に転じる場面もあった。IEAの予想とは異なり、石油輸出国機構(OPEC)が12日発表の月報で今年の原油需要が前年比日量600万バレル増えるとの見通しを維持した。11日発表の米石油在庫統計で原油在庫が減ったことも相場を下支えした。

金先物相場は3日ぶりに小反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日比1.5ドル(0.1%)安の1トロイオンス1751.8ドルで終えた。米長期金利が上昇し、金利が付かない金の投資妙味が薄れたとみる売りがやや優勢だった。

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