[15日 ロイター] - 米国株式市場は反発して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が14─15日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、パンデミック(世界的大流行)下で実施してきた債券買い入れプログラムを来年3月に終了する方針を示した。
FRBはインフレ目標が達成されたとの見方を示唆。来年末までに3回の0.25%ポイント利上げを見込んだ。
主要株価3指数はいずれも午前の下げから切り返し、プラス圏に浮上。パウエルFRB議長が記者会見で米景気回復について楽観的な見通しを示し、インフレ抑制のため必要に応じて金利を引き上げる姿勢を打ち出すと、上げ幅を拡大した。
グローバルト・インベツトメンツのトム・マーティン氏は「想定通りの対応だった。FRBへの信認を高めるもので、市場にとっては全体として中立的かポジティブだ」と述べた。
ウェドブッシュ証券の株取引担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は「ヘッジファンドはFOMC声明発表に向け、株式市場にとっての最悪を想定したポジションを取っていた」とし、「きょうは予想で売ってニュースで買う動きだった」との見方を示した。
業種別では情報技術やヘルスケアが特に好調だった。
アップルが2.85%高、エヌビディアが7.49%高となり、フィラデルフィア半導体指数は3.7%上昇した。
リチウム生産大手アルベマールは約1.7%安。ゴールドマン・サックスが投資判断を「ニュートラル」から「セル」に引き下げた。
ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.85対1の比率で上回った。ナスダックでも1.70対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は122億株。直近20営業日の平均116億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 35927.43 +383.25 +1.08 35549.35 35943.84 35389.30
前営業日終値 35544.18
ナスダック総合 15565.58 +327.94 +2.15 15230.71 15575.76 15055.23
前営業日終値 15237.64
S&P総合500種 4709.85 +75.76 +1.63 4636.46 4712.60 4611.22
前営業日終値 4634.09
ダウ輸送株20種 16104.00 +96.00 +0.60
ダウ公共株15種 957.26 +15.00 +1.59
フィラデルフィア半導体 3934.46 +140.05 +3.69
VIX指数 19.29 -2.60 -11.88
S&P一般消費財 1588.05 +22.25 +1.42
S&P素材 550.08 +1.54 +0.28
S&P工業 878.48 +7.76 +0.89
S&P主要消費財 789.26 +9.23 +1.18
S&P金融 646.42 +2.02 +0.31
S&P不動産 311.33 +4.53 +1.48
S&Pエネルギー 415.33 -1.76 -0.42
S&Pヘルスケア 1605.36 +33.11 +2.11
S&P通信サービス 266.27 +3.32 +1.26
S&P情報技術 3051.33 +81.75 +2.75
S&P公益事業 357.21 +5.91 +1.68
NYSE出来高 12.15億株
シカゴ日経先物3月限 ドル建て 28925 + 455 大阪比
シカゴ日経先物3月限 円建て 28865 + 395 大阪比
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