◆minokamoさん(美濃加茂市出身) レシピ本出版
子どもの夏休みに頭を悩ませるのが、毎日のお昼ごはん。本紙くらし面で「毎日ごはん」を連載中で、東京、岐阜を中心に活動する料理家・写真家minokamo(本名・長尾明子)さん(50)=岐阜県美濃加茂市出身、東京都=がお薦めするのは、すいとん。「おなかが減ったらすぐ作れて、子どもは遊び感覚で生地を練ってお手伝いにもなる」。いろいろなすいとんメニューのレシピをまとめた本を7月に出版したminokamoさんに、その魅力を教えてもらった。
すいとんとは、小麦粉に水を加えてこねたものを、汁で煮たもの。minokamoさんは、誰でも簡単に作れるすいとんに着目し、「粉100、水50でつくる すいとん」(技術評論社、1540円)を出版した。
「冷や汁すいとん」「かぼちゃチーズすいとん」など、粉と水があれば作れるレシピ41点を掲載。すいとん生地をベースとし、パスタ風、うどん風、ギョーザの皮用などと、スタイルに変化をつけられる。「きなこすいとん」など、おやつ向けレシピもある。minokamoさんが海外を旅して見つけた、すいとんに似た食べ物も写真入りで載せた。
小麦アレルギーがある人でも大丈夫なように、米粉と片栗粉をブレンドして作るすいとんも紹介。「グルテンが含まれないので成形は難しいが、『ちぎりすいとん』ならできます」。他にも、全粒粉やそば粉など、自分好みの味に配合を変えられる。「すいとんは、形がばらばらでも大丈夫。自由に作ってほしい。作る人によって個性が出るのも面白いです」。ゆでる前の生地は冷蔵庫で3~4日保存が可能。
minokamoさんの“粉もの”原体験は、スーパーのフードコートで母と食べたきしめん。高校生の頃には漫画「クッキングパパ」でうどんの生地が自分で作れると知り、足踏みのレシピを実践した。その後、国内を取材する中で、稲作が不向きの土地では麦畑が一面に広がり、小麦粉を使った郷土食が多彩にあることを知った。80歳過ぎの女性たちが農作業後、家でうどんを打って食べる。「疲れていてもうどんを打つのが当たり前、ということに驚いた。日本人といえば米、と思い込んでいたけれど、小麦の産地では粉ものを食べてみんな元気に暮らしている」
食事情が豊かでなかった時代は家族を思ってわずかな食材でやりくりして作られ、今なお食べ続けられているすいとん。佐賀県で出会った女性に聞いた「すいとんに似た『だご汁』を祖母が作ってくれた」という話が忘れられない。「みんな、子どもの頃に食べた味が忘れられないのだな、と」。暑い夏は水にさらし、寒い冬は温かい汁物にして、季節を問わず味わえる。まずは夏の思い出に、すいとんを手作りしてみては。
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August 04, 2022 at 04:37PM
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超簡単!水と小麦粉だけ「すいとん」迷う夏休みレシピに最適 子どもと一緒に作ろう - 岐阜新聞
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