製粉メーカー大手の日清製粉ウェルナは、小麦粉を使った家庭用の一部の商品などを来年1月4日以降の納品分から順次、値上げすると発表しました。
値上げの対象となるのは家庭用の合わせて137品目で、海外で製造されたパスタ製品、それに冷凍食品のほか、中には政府から売り渡された輸入小麦を使ったお好み焼き粉やから揚げ粉なども含まれています。
引き上げ幅は税抜きの希望小売価格でおよそ2％から25％で、対象商品の中にはことし7月から9月にかけて値上げされ、今回、さらなる値上げとなるものもあります。
値上げの理由について会社では、油脂や肉類をはじめとする原材料や、包装資材、それに輸送費などの上昇が続いているうえ、急激な円安が進行したためだとしています。
政府は食料価格の高騰対策として、輸入小麦の売り渡し価格を今月以降据え置き、業務用の小麦粉の価格については、製粉大手の間で今月以降、据え置くことを決めています。
ただ、小麦粉以外にも多くの原材料が使われる家庭用の商品については、さまざまなコストが上昇する中で、値上がりの動きが続くことになります。
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October 17, 2022 at 12:48PM
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