三菱電機による鉄道車両機器の検査不正問題で、山陽電気鉄道(神戸市長田区)は2日、ドアの開閉やブレーキに使う空気圧縮機5台で検査不正があったことを明らかにした。同日までに三菱電機から連絡を受けたという。同社はこの日、不正の可能性がある機器の出荷総数を示したが、実際の該当台数の公表は見送っている。
山電によると、車両に搭載する空圧機の約3割に当たる39台が三菱電機製。同社からの連絡で、このうち5台で検査不正があった。今後、5台の取り扱いを三菱側と協議するという。
また、全211両に計432台を導入する空調機器のうち、実際に不正があった台数については「三菱側が調査中。数が多く時間がかかりそうだ」(広報担当者)とした。山電は、いずれも自前の定期検査で安全性を確認している。
三菱製の車両機器を導入する兵庫県内の鉄道事業者も新たに判明した。
神戸市内を走るポートライナー、六甲ライナーを運行する神戸新交通(神戸市中央区)は、2路線の162両に空調機器を計324台導入。神戸市交通局は、地下鉄の西神・山手、海岸、北神の3路線を走る全238両に計570台の空調機器を搭載していると明らかにした。両者とも、空圧機は採用していないという。
市交通局は「三菱電機から説明がなく、詳細は分からない」としている。(大盛周平、初鹿野俊)
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